アロマトリートメント・リンパドレナージについて

  • 主に、ホホバオイルに精油を配合し各種トリートメントを行います。体液循環が促され、冷えやむくみ、疲労や痛みが緩和され、新陳代謝が促されます。
  • 当店では、メディカルディスチャージ(Medical Discharge=MD)法にて、筋肉を温め弛緩させ、血流を良くし、筋肉のポンプ作用で老廃物を排出させます。
  • ご病気を抱えていらっしゃる方の中には、お医者様の確認・許可が必要な場合があります。服薬されているお薬の情報もお伺いする必要があり、ご協力をお願いしております。

※ディスチャージとは、「ポンプ・排出」という意味です。
※MD法は、痛みや浮腫み・ターミナルケア・透析・糖尿病など様々な疾患の方々に施術を行えます。

  • 医療リンパドレナージには「医療徒手リンパドレナージ」があります。これは、オイル等は使用せず皮膚の動きを最大限に利用し、患肢に過剰に溜まっているむくみを流していく手技です。当店では、医療徒手リンパドレナージの考え方と医療アロマトリートメントのメディカルディスチャージ法を用い、むくみにアプローチしていきます。
  • リラックス目的のアロマトリートメントより施術内容が増え、時間は1.5倍~程度長くなります。施術時間などはその方の状態によって変わるので、ご来店いただいてからの検討となります。
  • 浮腫により皮膚が弱くなっている場合もあり、皮膚状態に異変がある際には施術中止となる場合もあります(蜂窩織炎・急性炎症など)。
  • 病気を抱えている方も対応しておりますが、病気の内容・状態により施術できない場合があります。病気・病状によってはお医者様の確認と許可が必要な場合もありますので、施術希望の方は一度当院へご連絡ください。
  • 日常的に専用の弾性着衣をお持ちの方は、施術後に装着できると状態を良いまま長く保つことができますので、ご持参いただければ幸いです。

※浮腫の悩みに性別はございません。ご要望の方は、一度ご連絡ください。
※トリートメントの流れは、オイルトリートメントと同様です。



どういった人がリンパドレナージを受けるの?
基本的にどなたでも受ける事ができますが、日常的に起こるむくみの場合は、通常のアロマトリートメントで十分に軽減できます。
しかし、病気・術後や怪我後にむくみが出てくる場合は、状態によって通常のトリートメントでは不十分で施術後にむくみが強くなってしまう可能性もあります。
そのため、以下の1~3に該当する方は、必要な情報や事前の確認(評価)後にリンパドレナージが可能か判断し、提供となります。
  •  乳がん術後(治療後)、手術(治療)した側の手が(両手が)むくんできた。
     術後(治療後)から背中が重い、はれている気がする。
  • お腹の手術後(治療後)に足が(片足・両足)が張ってきている、重い。
    出産後、帝王切開後、足がはれてきた気がする。
    前に怪我をしてから、足(手)がはれてきている。
  • 下肢静脈瘤の診断を受けて状態観察中だが、足が重い。
    診断は受けていないが、足の血管の浮き出て見えるのが気になる。

※原則として、病気治療中の方への提供はおこなっておりません。 もしくは、主治医の許可が必要になります。
※状態によって、評価後に施術困難と判断する場合があり、トリートメントをお断りすることもあります。



どんな内容になるの?時間は?
上記1.の方
通院中や経過観察中であれば、主治医の許可を得る必要があり(使用中のお薬に アロマの芳香成分が働きを促進・阻害してしまう可能性や、各種臓器への負担が考えられるからです)、服薬中のお薬があればその情報を提供して頂く必要もあります。
むくみを流す器官の働きが全体的~部分的に障害されている可能性があるため、流す方向を決めてトリートメントを提供する必要があります。
それらの前準備や提供内容が通常のトリートメントより増え、施術時間が長くなります。

例:「右乳がん術後に、右上肢のむくみが強くなってきた」
  背部・ハンド・デコルテの施術
                           ↓
  背部60分、ハンド30分、デコルテ10分⇒100分程度  
※通常トリートメントの1.5倍程度の時間と価格になります。

  通常=背部40分、ハンド20分、デコルテ10分⇒70分程度
※両手にむくみが確認される時は、施術内容が増えるため時間も増えます。


上記2.の方
他の皆様と同様、既往歴・服薬状況などを確認致します。
他、むくみの状態を確認した後、むくみを流す器官の働きが全体的~部分的に障害されている可能性があるため、流す方向を決めてトリートメントを提供する必要があります。
両下肢の場合、前準備や提供内容が通常のトリートメントより増え、施術時間が長くなります。
可能ならば、トリートメント後は弾性着衣(圧の入る靴下など)を使用頂ければ、効果は長持ちします。

例:「腹部の術後に、両足がむくんできた」
  両下肢・腰部・脇の施術
                    ↓
  下肢90分、腰部・脇20分⇒110分程度
※通常トリートメントの2倍程度の時間と価格になります。

  通常=下肢50分
※通常トリートメントに脇・腰部はありません。
※片足のみ顕著にむくみが見られる場合は、時間が短くなります。
※むくみの状態によっては、背部トリートメントを加えた方が良い場合 もあります。


上記3.の方
1、2の方と同様、受診をされていましたら、お医者様の診断や検査内容を伺う必要があります。
また、事前対応や提供内容が通常のトリートメントより増えますが、表面に浮き出ている血管の負担を考え、圧は弱めに提供致します。
可能ならば、トリートメント後は弾性着衣(圧の入る靴下など)を使用頂ければ、効果は長持ちします。

例:「左足が右側よりもむくんでいて、血管が表面に浮き出て見える」
  下肢の施術
        ↓
  下肢75分
※通常トリートメントの1.5倍程度の時間と価格になります。

 通常=下肢50分
※両足に下肢静脈流様の症状がみられるときは、時間が長くなります。
 
弾性着衣ってなに?

医療的に使用する弾性着衣とは、圧迫療法の一つになります。
弾性ストッキングという下肢に履くもの、弾性スリーブといった上肢につけるものなど様々あります。
基本的に圧が段階的に入るよう作られており、市販されているものも多くあります。
お値段を見ると市販のものが購入しやすいです。
当サロンでは医療機関でも使用されている弾性着衣(弱圧~中圧程度)を購入できます(重度のむくみの方には向きません)。
購入にあたってはサイズ確認のため、下肢または上肢の測定を実施しております。
また、色や圧の程度をいくつかの種類から選ぶ事が可能です。

むくみのセルフケアって?

むくみは手術やお薬で改善できるものもありますが、日常的に感じるむくみや術後・怪我後に残ってしまったむくみの場合はケアも必要になります。
そのケアも、ご自身でどこまで継続できるかで軽快~悪化の程度が変わり、日常的に継続できないとむくみが戻ってしまうこともあります。
職業や生活のパターンによっても状態は変わるため、むくみの流れ方、むくみの流れやすい姿勢、今の状態を保つための手段など、確認しながら合う内容を検討していけると理想的です。
当サロンでも、状態が悪化しないよう、状態が維持できるよう、一人一人お話しを伺いながら検討し提供しております。
もし、一人で悩みながらむくみに向き合っていらっしゃいましたら、一度そのお悩みをお話しに来てみるのはいかがでしょうか。
その後、ご希望であればセルフケア・弾性着衣の利用・トリートメントなどを考えてみるのも良いかもしれません。